今回は国産MLMである全国福利厚生共済会(プライム倶楽部、プライム共済)のレビュー記事を書いていこうと思います。

全国福利厚生共済会(プライム倶楽部)とは

様々なライフサポートを受けることができるサービスです。「福利厚生事業」「健康関連事業」「レクリエーション事業」「生活支援事業」等を推進しています。

元々の設立は2002年で、日本共済株式会社というところが無許可で保障の共済をしておりました。

その後金融庁が無許可共済を規制する動きに出たため、無許可共済部分をヒューマンライフ少額短期保険株式会社として独立させました。

そして残った福利厚生部門を、「一般財団法人 全国福利厚生共済会(代表理事: 髙井 利夫)」というところが独立して運営する形となり、日本共済株式会社(代表取締役: 高井 典昭)に業務委託しています。

名字が同じところから、一族が経営していることが伺えます。

会員は、運営である全国福利厚生共済会が利益を全く取っていないという部分に魅力を感じているようですが、私個人的には業務委託されている日本共済株式会社が、業務委託料として利益を取っているだろうと見ています。

サービス内容の一例

  • 会員の子供が満3歳時に6000円支給
  • 小学校入学時に6000円支給
  • 中学校入学時に6000円、卒業と同時に6000円支給
  • 会員が結婚した場合に1万円支給
  • 家族の葬儀時に最大10万円支給(三親等まで)
  • 提携会社の式場の割引
  • 提携葬儀場の葬儀割引
  • 提携歯科の割引
  • 在宅福祉用具のレンタル利用料補助金支払い
  • 在宅健康検査キットを会員価格で購入できる
  • 2親等以内の臍帯血保管
  • 美容医療を会員価格で
  • トラベル支援提携ホテルを会員価格で利用できる
  • 国内航空券を会員価格で購入できる
  • レオパレスの特典
  • 会員価格で給油できるガソリンカード
  • 割引が受けられるETCカード
  • 全厚済モールという会員専用のネットショッピングサイトを利用できる

プライム倶楽部への入会

2種類の会員があります。

  • 共済会会員(K会員): 初回登録料2000円、月額2800円、ビジネス活動はできません
  • プライム倶楽部会員(P会員): 初回登録料8000円、月額4000円、ビジネス活動ができます。

共済会会員(K会員)が一般顧客に該当し、プライム倶楽部会員(P会員)がビジネス会員に該当します。

1人何口でも契約できます。

プライム倶楽部の報酬プラン

MLMの形態になっており、5つのコミッションがあります。

  • イクスパンドコミッション
  • ダイレクトコミッション
  • アシスタントコミッション
  • ラウンドコミッション
  • ウィナーズコミッション

イクスパンドコミッション

紹介者がP会員として登録した場合、2000円の報酬を貰えます。

ダイレクトコミッション

2口以上の会員を紹介した場合、以下のボーナスが継続的に入ってきます。

  • K会員: 月200円/1口
  • P会員: 月400円/1口

アシスタントコミッション

P会員がアシスタント認定研修である「初期研修」を3000円で受講し、新規会員に説明を行った上で成約した場合、以下の報酬が貰えます。

  • K会員: 1000円/1口
  • P会員: 2000円/1口

ラウンドコミッション

左右にチームを伸ばしていくバイナリープランです。

  • K会員: 0.5ポイント
  • P会員: 1ポイント

として計算した上で、

左右のグループのうちの少ない方のポイントと、それを3倍したポイントの合計が獲得ポイントとなります。

例えば少ない方のチームが2Pだった場合、2+2×3=8ポイントとなります。

  • 5ポイント: 2000円
  • 10ポイント: 2000円
  • 20ポイント: 2000円
  • 30ポイント: 2000円
  • 40ポイント: 2000円
  • 50ポイント: 3000円

50ポイントを取った場合、再び5ポイントから回っていきます。つまり55ポイント取った場合は、15000円の報酬となります。

ラウンドコミッションは月に500万円までだそうです。

ウィナーズコミッション

ラウンドコミッション算出時に、規定のラウンドを達成するとタイトルを得られ、タイトル保有者でコミッションが分配されます。

※コミッション計算方法ですが、

  • K会員: 300円/1口
  • P会員: 600円/1口

とし、分配率を掛けたものがタイトル保有者で均等分配されます。

  • ゴールドメンバー: 4R(200ポイント)で達成、分配率27%
  • プラチナメンバー: 10R(500ポイント)で達成、分配率23%
  • エメラルドクラブメンバー: 20R(1000ポイント)で達成、分配率20%
  • ダイヤモンドクラブメンバー: 60R(3000ポイント)で達成、分配率17%
  • プライムダイヤモンドクラブメンバー: 120R(6000ポイント)、分配率13%

全国福利厚生共済会(プライム倶楽部)総評

サービス内容を見ると、

  • 会員の子供が満3歳時に6000円支給
  • 小学校入学時に6000円支給
  • 中学校入学時に6000円、卒業と同時に6000円支給
  • 会員が結婚した場合に1万円支給
  • 家族の葬儀時に最大10万円支給(三親等まで)

といったものがありますが、このようなイベントはめったに起こるものではなく、還元もだいたいK会員の2ヶ月の月会費で元が取れてしまうほど低いです。どちらかというと提携企業の割引サービスを受けてメリットがあるかどうかを考えるべきだと思います。

しかし、調べていると一番大きい割引でも提携歯科医の10%で、後は提携ガソリンスタンドの5%割引といったものになるみたいです。

例えばガソリンのみを考えると、K会員の月額2800円の元を取るには、最低でも毎月5万6000円の支出が必要です。

正直サービスに関しては、よほどの金持ち以外は加入しない方が得なんじゃないかと言わざるを得ません。

報酬プランに関しても…

報酬プランもあまり良いものだとは言えません。

共済という仕組み上、サービスを使おうが使わまいが関係なしに末端会員の月会費を上位会員に配当する図式が成り立っています。

MLMでいう小売りにあたるK会員が支払った金額からの配当は良いでしょう。しかし、組織として加入したP会員が支払った金額を上位会員に配当する行為は、図式的にねずみ講を形成するため危険なものになります。

加えて、ビジネス会員であるP会員を獲得した時のみ発生するボーナスの存在や、P会員を抱えた際のボーナスがK会員獲得に比べて優遇されていたりと、総じてP会員のリクルートに走りやすい仕組みになっています。

このような報酬プランを作ってしまうと、P会員になることを強制したり、P会員のリクルートのみを連鎖させていく、ねずみ講のような組織ができやすくなります。

詐欺とは言いませんが、サービスもいまいち、報酬プランも危険となると、当サイトとしては注意が必要であると言わざるを得ません。会社が本当に利益を取っていないのかどうかも怪しいと判断します。