今回はmface(エムフェイス)のレビュー記事を書いていきたいと思います。

mface(エムフェイス)とは

マレーシアにて設立されたMface International Sdn Bhdというところが運営で、「MfcClub」という有料の会員制のSNSを運営しています。親会社は39社を抱えるMBI Internationalというところらしいです。

mfcclub.netをAlexaで見てみると、一定のアクセスはあるようです。

発祥であるマレーシアでのアクセスが一番高いのはもちろん、全体的に中国語圏のアクセスが目立ちます。その中でなぜか日本が3番目にランクイン。

ドメイン情報を調べたところ、非公開設定になっていました。きちんとやっている会社がドメイン情報を隠す理由はないため、信頼性には欠けます(というか結論から言うと詐欺です)。

mfaceの仕組み

mfaceの会員は、MfcClub内の広告権(広告を出せる権利)を購入することができ、後にこれを他人に売却することができます。

広告権(クーポン)の値段はシステム化されており、一定数のクーポンが売り切れると値上がりしていきます。また、一定額までいくと分割され、値段は下がりますがその分持っているクーポンの数が増えます。

クーポンは一定期間経過後に買いたい人に対して売却することができます。

広告権の購入

パッケージを購入するとGRCというものを貰え、このポイントでクーポンを購入することができます。8パターンの購入プランがあります。7 Starと8 Starに関しては、6 Starを複数購入するパッケージになっています。

  • 1 Star: 100ドル、50GRC
  • 2 Star: 200ドル、105GRC
  • 3 Star: 500ドル、270GRC
  • 4 Star: 1000ドル、560GRC
  • 5 Star: 2000ドル、1160GRC
  • 6 Star: 5000ドル、3000GRC
  • 7 Star: 1万5000ドル、9000GRC(6 Starを3ポジション購入するパッケージ)
  • 8 Star: 3万5000ドル、2万1000GRC(6 Starを7ポジション購入するパッケージ)

厳密にはGRCは1と2に分かれており、それぞれが違う増え方をしていくようです。詳細は割愛します。

GRCの換金

一度GRCを売却し、Mクレジットにする必要があります。一度に売却するには制限があります。

  • 1 Star: 一度に300GRCまで
  • 2 Star: 一度に600GRCまで
  • 3 Star: 一度に1500GRCまで
  • 4 Star: 一度に3000GRCまで
  • 5 Star: 一度に6000GRCまで
  • 6 Star: 一度に1万GRCまで
  • 7 Star: 一度に1万5000GRCまで
  • 8 Star: 一度に2万GRCまで

Mクレジットを換金するには3つの方法があります。

  • Mクレジットを使って新規会員を登録させ、その人から直接現金を貰う
  • MFCクラブ管理サイトから換金申請をする(手数料10%+両替手数料、送金手数料がかかります)
  • 代行業者を経由して換金する方法

mfaceの報酬プラン

基本的にダウンラインの初期費用を配当するねずみ講式になっています。以下の4つのボーナスがあります。

  • 直紹介ボーナス
  • バイナリーボーナス
  • ユニレベルボーナス
  • リーダーシップボーナス

直紹介ボーナス

直紹介をした人が最初に購入した金額のいくらかが還元されます。自分が購入したパッケージによって還元される%が変わってきます。

  • 1 Star: 6%
  • 2 Star: 6%
  • 3 Star: 7%
  • 4 Star: 8%
  • 5 Star: 9%
  • 6 Star: 10%

バイナリーボーナス

左右のチームに分け、少ない方のチームの購入額のいくらかが還元されます。最初に購入したパッケージにより還元率が変わります。また、一日あたりに受け取れる上限も決まっています。

購入額は、ダウンラインが購入したパッケージごとに加算されるボリューム(BV・バイナリーボリューム)をベースに算出されます。これは広告権購入の60%にあたる額のようです。

  • 1 Star: 60BV
  • 2 Star: 120BV
  • 3 Star: 300BV
  • 4 Star: 600BV
  • 5 Star: 1200BV
  • 6 Star: 3000BV

購入パッケージに対する配当割合は以下のとおりです。

  • 1 Star: 少ない方のBVの6%(100ドル/1日が上限)
  • 2 Star: 少ない方のBVの6%(200ドル/1日が上限)
  • 3 Star: 少ない方のBVの7%(500ドル/1日が上限)
  • 4 Star: 少ない方のBVの8%(1000ドル/1日が上限)
  • 5 Star: 少ない方のBVの9%(2000ドル/1日が上限)
  • 6 Star: 少ない方のBVの10%(5000ドル/1日が上限)

ユニレベルボーナス

直紹介を1段目とし、その人の直紹介を2段目…というように最大6段まで、ダウンラインがバイナリーボーナスで獲得した額の4%を貰えます。こちらも自分が購入したパッケージにより取れる段数が変わります。

  • 1 Star: 直紹介のみ、バイナリーボーナスの4%
  • 2 Star: 2段まで、バイナリーボーナスの4%
  • 3 Star: 3段まで、バイナリーボーナスの4%
  • 4 Star: 4段まで、バイナリーボーナスの4%
  • 5 Star: 5段まで、バイナリーボーナスの4%
  • 6 Star: 6段まで、バイナリーボーナスの4%

リーダーシップボーナス

7 Star、8 Starのメンバーに対し、会社売り上げの1%を有資格者で分配します。

mface(エムフェイス)総評

まず広告権についてですが、最初にクーポンを購入した人がいて、新しく購入した人に対してそれを売却する仕組みになっております。これはつまり新規会員が止まれば誰にもクーポンを売却することができなくなり、投資した資金が掴まります。

仕組みが少し複雑化していますが、よく考えればポンジスキームの亜種だと見抜けるでしょう。

基本的にこの手の仕組みは既存の会員数が増えれば増えるほど新規会員も増えないと回らなくなります。ビットリージョンに仕組みは似ていますね。

当然のことながら概要書面なんてものもありませんので、日本国内での営業活動は違法です。

また、報酬プランに関しては新規会員が支払ったお金が上位会員に配当されるだけの仕組みであり、ねずみ講を形成しています。また、投資額が多ければ多いほど紹介コミッションも多くなる仕組みになっており、高額出資になりがちで危険です。投資詐欺にありがちなシステムです。

この案件は古く、調べてみると日本のサイトでも既に沢山の情報が出回っていました。

各国では既に摘発も行われているようです。2016年1月にはタイで、地元警察により2300万ドルが押収されています。8月には台湾で関係者17人が逮捕され、2億4000万台湾ドルの現金及び2億台湾ドル以上の動産、不動産が押収されています。12月には韓国で代表者含む幹部13人逮捕、会員59人が書類送検されています。被害人数は1万1000人、被害総額は約4000億ウォンだそうです。

  • GRCポイントはコンピューター上の数値が上がるように人為的に操作していた
  • 新規会員の投資金を既存会員の収益として支給する典型的な自転車操業
  • 投資家の中で広告枠でエムフェイスに広告を出した人はいない
  • 投資家の投資金が本社の口座に送金された事実は確認されず
  • 投資金を現金や借名口座で受取り、現金で引き出し仏像等に隠匿など資金洗浄疑惑あり

といったところが問題になっているようです。

これらは2chに情報がしっかりとまとめられていますので読んでみると良いでしょう。

他の詐欺への影響

mfaceの大きな広まりを受けて、他の詐欺でもmfaceと同じクーポンシステムを採用しているところががあります。値下がりしないクーポン、一定額までいくと分割、といった話が出てきたら詐欺を疑ってください。

最近では、BH(Blue House)というミャンマーの不動産投資のMLMがこのシステムを採用しています。くれぐれも注意してください。