今回はサイトにスクリプトを仕込み、閲覧者にマイニングさせるCoinhive(コインハイブ)というサービスの問題点について書こうと思います。

Coinhive(コインハイブ)とは?

サイト閲覧者のCPUを使って、モネロ(XMR)という暗号通貨をマイニングをさせることができるサービスです。

やり方としては、Coinhiveで生成したコードをサイト内に貼り付けるだけです。

その他にも、一定量のマイニングをさせることによる認証や、マイニング後に指定のURLに飛ばす短縮URLなども作れます。

この技術はとても新しく革新的であり、サイト運営者の新たな収入源として期待できるかもしれません。

ただしその半面、まだまだデメリットも多いという印象です。

今回はそんなCoinhiveの問題点について綴ろうと思います。

サイト閲覧者はマイニングすることを拒否できない

スクリプトがサイトに仕込まれた時点で閲覧者側は強制的にマイニングさせられ、それを拒否することはできません。

スマホでも同じようにマイニングさせられるため、サイトを見ていると端末が熱を持ち始めます。

PCの場合はマイニングスクリプトを無効化するChromeの拡張機能があるので、インストールしておくことで防ぐことができます。

スマホに関しては、今のところ対抗策がありません。

デフォルトのコードのままだとCPU使用率が100%になる

coinhiveのスクリプトを仕込む時に、throttleという項目を足すと閲覧者のCPUの使用率を調整することができます。

しかしこの項目を知らないサイト運営者がデフォルトのままコードを忍ばせた場合、サイト閲覧時にCPU使用率が100%になるためかなり鬱陶しいです。

症状としては、サイトに訪れた時点で突然ブラウザやその他のプログラムがカクカクになりますし、CPUを冷却するファンの音が突然強くなったりします。またスマホで閲覧しても同じようにカクカクしますし、何よりも端末がものすごく熱くなります。

これは露骨にユーザビリティの悪化を招く要因となりますし、マイニングスクリプトを露骨に仕込んでいるサイトだとバレた場合はイメージダウンに繋がる恐れもあります。

今後Coinhiveの類似サービスが沢山出てきて、CPU使用率が100%になるサイトが増えていくとしたら…考えるだけでもゾッとします。

運営者側の利益率が低い

例えば月間30万PVほどあるサイトにCPU使用率20%でスクリプトを仕込ませたとして、1日100円も稼げないと思います。

しかも採掘難度はどんどん上昇するので、今後はもっと掘れなくなると思います。

正直クリック保証型の広告を記事下に一つ貼り付けるだけでも利益は大幅に上回りますね…。

ユーザビリティを大幅に犠牲にしてこの利益率ならちょっと厳しいかなというのが正直な感想です。

Coinhive(コインハイブ)総評

閲覧者にマイニングさせるという発想はもの凄く革新的ですが、サイト閲覧者の意志とは関係なしに強制的にマイニングさせるのはただただ鬱陶しく、しかも運営側も全然儲からないとなると、普通のサイトであればデメリットの方が勝るため現段階では導入を見送る方が良いと思います…。

またウィルス対策ソフト方面も、今後はサイトに仕込まれたマイニングスクリプトを検知、回避するような仕組みを導入しそうな予感がします。

ただし個人的にはグレー、違法サイトなどは閲覧者のアクセスは自己責任なのでこの手のサービスを導入して欲しいところがあります。もちろんCPU使用率100%で。

そして何よりもこの手の分野はまだまだ始まったばかりであり、今後どう発展し使われていくのか非常に楽しみではあります。

引き続き情報収集していきます。

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