以前「フォーデイズ、行政処分間近か」という記事を書きましたが、やはり処分が下されたようです。車は急に止まれませんね。

内容は新規勧誘などの一部業務停止です。

 同社の2016年度の売上高は約430億円で、会員数は約35万人。同法違反による処分では、過去最大の取引規模という。

高齢者らに対し、効能がないにもかかわらず「がんが治った人もいる」「飲んだら目が治る」などと説明して勧誘していた。

勧誘者が事前の連絡をせずに民家を訪問したり、会社名も勧誘目的であることも告げずに上がり込み、契約を結んだりしたこともあったという。

全国の消費生活センターには15年4月以降、同社に関する相談が735件あった。女性が7割を占め、平均の契約金額は約6万円で、最高は520万円。都道府県別では、北海道、熊本県、福岡県の順に多かった。

--「がん治った」とうそで勧誘=健康食品会社に停止命令―売上高430億円・消費者庁(Yahoo!ニュース)より

フォーデイズといえばMLM販売企業としての売上高が業界3位という超大手であり、今回の処分は相当なインパクトとなるでしょう。

今年を振り返ると、去年から続いていたD9などのHYIP詐欺の流行、リゾネット、48ホールディングス(クローバーコイン)の処分、そして今回のフォーデイズまでと、MLM業界のイメージをとことん悪くした一年だったと思います。

そしてMLM業界のイメージの悪さは過去の人達のせいではなく、昔も今も何も変わっていません。

私も今までに様々なMLMの案件やスキームを見てきましたが、運営がねずみ講で金儲けするのが目的で、売る商品はゴミでも何でも良いという考え方をもった詐欺運営が大半であるという事実だけは伝えておかないといけないと思います。

現にそこらの胡散臭い投資話にはやたらとMLMがくっついていますし、怪しい健康食品にもやたらとMLMがくっついています。

ただし一応弁護しておくと、MLMのスキームでも健全だとされるものもあります。

しかし健全なスキームを採用している優良企業は残念ながら少ないですし、ある程度のスキームの知識がないと健全なものとそうでないものの区別なんてできません。

よってやはり一般的にはMLMはねずみ講であり悪だという認識で良いと思います。

胡散臭い健康食品業界について

そして今回は健康食品業界ついても言及する必要があると思います。

健康食品、サプリメントはお菓子であり医薬品ではありません。それなのに「○○に効く」と言われていたり、「効いた人もいる」という第三者を持ち出してくるような宣伝のされ方がされており、私個人的にはMLMと同じくつくづく胡散臭い業界だと思っています。

過去を振り返ればマイナスイオン、コラーゲン、水素水などの大きなテーマがありましたね。

そして最近ではダイエットサプリ関連で、「飲むだけで痩せる」などという誇大広告により16社が行政処分になっています。

フォーデイズの「核酸」についても同じようなもので、俗に言われる若返り、美肌効果、抗ガン作用などを示すデータはないと言われています。

そもそも本当に効果があるなら医薬品になりますし、病院でも使われます。

健康食品の効能に関しては、宣伝する方のエセ理論、エセ科学はあまり信用できません。逆に唯一信用できるソースの一つとして国立健康・栄養研究所による「健康食品」の素材情報データベースを挙げておきます。

ここでは様々な健康食品の題材が、実際に発表された論文ベースで客観的にまとめられています。俗に言われている効能と大きく乖離したものもあります。

まとまりのない記事でしたが、私が伝えたいのは「胡散臭いMLMと健康食品には十分に注意しましょう」ということです。フォーデイズの処分で業界がどう動くのか個人的には楽しみです。